どうもこんにちは、でんますです!
今回は電気管理技術者の仕事がきついか楽か?っていうなんとも賛否両論なお話をしていきたいと思います。
めちゃくちゃ楽ってわけでもなさそうですけど…実際どうなんでしょう?
電気管理技術者になってみたいけど、実際仕事大変なの?楽なの?ということで気になる人も多いようです。
ということで、今回参考にしていただければと思います。
電気管理技術者の仕事は楽かきついか考えてみた
まず電気の保安の仕事についてですけども、いろんなパターンがありまして例えば事業場の設置者の立場で専任となる場合とビル管理で選任の仕事をする場合、関東電気保安協会や保安法人に入社して外部委託の仕事をする場合と完全に個人事業主で外部委託の仕事をする場合の4パターンがあります。
また、専任は外部委託承認にはならないので、今回の記事で関係があるのは保安協会や保安法人、個人事業主のケースとなります。
それでこの電気保安業務ですが、結論から言うと楽じゃないかな?と思います。
僕は今までの経験として66000Vの受電設備にて専任の補佐をやったり、900KVAクラスのビルの専任を何年かしてきましたが、独立して個人でやってる方が圧倒的に気楽です。
これは電気設備の保安業務が楽になった!ということではなく、業務とまったく関係のない例えば人間関係だったりとか、スケジュールを自由に決められるとか、やりたくない仕事はやらなくていいとかそういったメリットを享受できたのが大きいのかなと思ってます。
会社員だと、例え専任であっても便所詰まりを直しに行ったりしますからね…ボイラーのバルブ開けだとか、消防設備の点検とかもやりましたし。
ですので、電気管理技術者になると自由に仕事をしていい権利を得ることができますので、精神的にも肉体的にも楽になると感じています。
実際の仕事頻度についてですが、受託件数とか点検周期とかその辺をうまく調整していくと、月に10日から15日ぐらいしか働かないでよくて、それでも月300,000円とか月400,000円が収入として入ってきますから、会社員勤めでは考えられないことが起こります。
えぇー!!全然働いてないのにそんなにいただけて大丈夫なんですか?
まぁ人によっては昼に点検して夜に年次点検して、それを5連チャンするような人もいますがその辺の調整も全部自分で調整できるので、稼ぎたければガンガン仕事して、休みたいなら自由に断って…ということが可能です。
もしお子さんが小さかったりすると、いろんな行事などもあるでしょうからそういったものにも簡単に調整して参加することもできます。
会社員とかだと休み取るときは上司に連絡して謝って、休み明けたら同僚とかにも謝って…とかやったりして人間関係を円滑にするために必要なこともありましたが、今はまったく気にしなくていいので気楽ですね!
ただ、この最高の自由にもデメリットがあります。
それは、やったことや決断したことに対して失敗、または事故などがあると全て自己責任になるということです。
今まではミスしても会社が守ってくれたけど、今は個人ですから変わりに守ってくれる人も組織もありません。
電気管理技術者になって、このプレッシャーに耐えられず何人もの人が引退していった、という話もよく耳にします。
悩みやすいとか、自分の殻に閉じこもりやすい人は鬱っぽくなって会社員に戻るケースもあるようです。
毎日現場の状況が気になって眠れない…とか、いつ事故が起こるか不安…といった想像をよくしてしまう人も危ないのではないかと思います。
確かに…神経質な人だと大変そうです><
だからこそ会社員でいい、という方も多いでしょうし実際それでうまくいっている国が日本なので、独立に向き不向きの人がいるってことを覚えておいた方がいいかもしれません。
とはいえ実際やってみないとわからない部分ではあるので、なんとも言えませんけど自分の性格とかそういったのは本人が一番わかるはずですので、一度本当に自分にあった働き方なのかどうなのか?といったことを考えるといいですね!
そこを超えて、本当に自分に合ってるなーと思えれば、それは天職でしょうから共に頑張っていきましょう!
暇な時間の使い方やアルバイトの話
電気管理技術者として仕事をしていると、どうしても空いた時間が出来てしまうことが多いです。
例えば月次点検などは比較的小さいところだと、慣れてしまえば1件30分程度で終わることも多く、1日3,4件こなしても2時間程度でその日の業務が終了してしまいます。
ちょっと働かなすぎじゃないですか…
じゃあ空いた時間にパチンコでもいくか!!!でもそれはそれでいいんですけど、なるべくなら時間を有意義に使いたいですよね!
ですので、人それぞれ違いがありますが例えばスポットで年次応援をしたり、電気工事のアルバイトをしてみたり中には車屋を始めてみたり?する人なんかもいるようです。
僕は結構暇だとストレスを感じてしまう方なので、今書いているようなブログだったりスポット的なアルバイトをちょくちょくやってみたりしています。
こういった感じで、電気管理技術者は仕事に対する実働時間がすごく少ないので、わりかし体は楽になるのですが空いた時間が多すぎて、ちょっと暇でだるくなってしまうみたいな嬉しい悲鳴のようなものがあがってしまいます。
会社員のように、与えられた仕事を淡々とこなす分には何も考えなくてよかったので、独立してからの仕事の自由度が高い状況というのに慣れず戸惑うことも多くなってきます。
そのうち仕事がいっぱい舞い込んできたらそんなこともなくなるんだとは思いますが、独立初期の頃については少し暇を覚悟する必要がありますね。
電気管理技術者の副業について
上の方で副業について説明しましたけど、実は電気管理技術者になったら保安の業務以外はつかないでくださいという規定があります。
これは、電気管理技術者として開業するときに保安監督部に提出する書類の1つに『他に職業を有していないことの説明書』というものがありますが、その中に記載があります。
あれ?そうするとアルバイトできなくない?って話なんですけど…ここで元となっている電気事業法施工規則を確認してみましょう。
第五十二条の二 前条第二項又は第三項の要件は、次の各号に掲げる事業者の区分に応じ、当該各号に定める要件とする。
一 個人事業者(事業を行う個人をいう。)イ 前条第二項の場合にあっては電気主任技術者免状の交付を、同条第三項の場合にあってはダム水路主任技術者免状の交付を、それぞれ受けていること。ロ 別に告示する要件に該当していること。ハ 別に告示する機械器具を有していること。ニ 保安管理業務を実施する事業場の種類及び規模に応じて別に告示する算定方法で算定した値が別に告示する値未満であること。ホ 保安管理業務の適確な遂行に支障を及ぼすおそれがないこと。ヘ 次条第五項の規定による取消しにつき責めに任ずべき者であって、その取消しの日から二年を経過しないものでないこと。二 法人イ 前条第二項又は第三項の承認の申請に係る事業場(以下「申請事業場」という。)の保安管理業務に従事する者(以下「保安業務従事者」という。)が前号イ及びロの要件に該当していること。ロ 別に告示する機械器具を有していること。ハ 保安業務従事者であって申請事業場を担当する者(以下「保安業務担当者」という。)ごとに、担当する事業場の種類及び規模に応じて別に告示する算定方法で算定した値が別に告示する値未満であること。ニ 保安管理業務を遂行するための体制が、保安管理業務の適確な遂行に支障を及ぼすおそれがないこと。ホ 次条第五項の規定により取り消された承認に係る委託契約の相手方で、その取消しの日から二年を経過しない者でないこと。ただし、その取消しにつき、委託契約の相手方の責めに帰することができないときは、この限りでない。ヘ 次条第五項の規定による取消しにつき責めに任ずべき者であって、その取消しの日から二年を経過しないものを保安管理業務に従事させていないこと。
要するに、ここのホの文面『保安管理業務の適確な遂行に支障を及ぼすおそれがないこと。』が問題なければ大丈夫だと業界内でよく言われているようです。
それ以外の部分、他の職業を有しないというところに関してですが、要は会社を辞めてないとなれませんよ、ということなので退職さえしてればクリアできます。
というわけで、保安管理業務に支障をきたすようなアルバイトでなければ、問題なくやっていいのでは?と個人的に思ってます。
おそらく宿直を伴うような警備とか設備管理のバイトとかの、警報飛んできたのですぐ帰りたい!といったときに帰ったりできなさそうなアルバイトはやらない方がいいでしょうね。
ただ、電気管理技術者は副業やってもいいんですよ!と言うと、絶対に法律違反だなんだと凸してくる人がいます。
ですので、今回書くのを躊躇しましたが実際協会内で副業やっている人はめちゃくちゃいるので、事実を伝えるためにも書かせていただきました。
独立初期の頃なんか収入がまったくないでしょうから、貯金を切り崩すにしてもいずれはなくなるわけで、そうすると副業が明確に禁止されてると生活破綻して独立成功しないですからね。
その辺もう少し緩くなれば、独立を決断しやすくなって日本に電気管理技術者が増えていくような気がしないでもありません。
まあ、これは個人の感想として捉えていただければ幸いですが、もし気になってしまったらすみません!謝りますので許してください!
副業はあくまでも自己責任、ということですね!こんな曖昧な表現で規制されているとは知りませんでした><
まとめ:電気管理技術者の仕事は楽なのかきついのか
ということで、今回は電気管理技術者の仕事は楽なのかきついのかについてお話ししてきました。
個人で受託し仕事をしていく関係上、スケジュールの調整は自分次第です。
自由自在な反面、自堕落な生活も簡単に送れてしまうので自分を律して仕事をしていけるかどうかが電気管理技術者として一番大事なのかなと思います。
その辺気を付けてやれれば、収入の面でいえば青天井ですし一般的に言うサラリーマンとかそういった人たちよりは圧倒的に働きやすい環境でメリットは十分大きいのではないでしょうか。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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