電気管理技術者として独立するための手続きについて

独立

どうもこんにちは、でんますです!

今回は電気管理技術者として独立するときに必要な手続きについて、お話していこうと思います。

よくTwitterとかでは実務経歴証明書の話とかが出てきますが、独立の際必要なのはこれだけではありません。

まあ一番重要という意味でよく話題になるからしょうがないんですけど、他の提出書類についてとか実際の進め方とかわからない部分も多いです。

でんますちゃん
でんますちゃん

確かに、HP見ても説明がわかりづらいですよね…

ということで、今回説明していこうかなと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!

今回説明する内容は関東東北産業保安監督部での手続き内容となります。他地域に対応していない可能性があるので、ご注意ください。

電気管理技術者として独立するための手続きについて

まず申請様式については全て関東東北産業保安監督部のHPにありますので、こちらをご確認ください。

関東東北産業保安監督部HP

クリックすると、下記画面になりますので『各種申請様式』をクリックします。

次に下記画面で『電気事業法』をクリックします。

次に下記画面で『申請書類(個人用)』をクリックします。

すると、下記ページになるのでここから申請用紙をダウンロードして作成していくことになります。

で、最初だけ提出が必要なのは下記画像の部分で、『電気管理技術者の実務経歴証明書』ってものがいつも問題になるところになります。

ぶっちゃけこの書類さえどうにかなれば後はどうとでもなるので、なんとか提出したいところです。

さて、順番に見ていきましょう!

電気管理技術者の実務経歴証明書の書き方

上記画像通り、保安監督部HPに記載例があります。

全部で6パターン説明されていますが、自分がどのパターンに分類されているかよく確認して作成していきます。

今回は電気主任技術者の下で業務を行っていた②のパターンで説明していきます。

期間については在職している年数を書きます。

基本的に元号表記になるので、今ですと例えば平成24年1月~令和4年1月といった書き方になります。

この期間で、もし免状取得前の実務期間がある場合は用紙最後の経験年数のところに1/2として記載します。

僕は途中で1回専任の方が変更になったので、②の内容で2つ記載するようにしました。

口で説明するのもわかりづらいので、僕が提出したものを一例として添付します。

でんます実務経歴証明書記載例

また、この書類は押印の前に保安監督部担当者の確認が必須です!

ですので、一度完成したら下書きをPDF等でメール送信すると、返信がくるようになってます。

そこで問題ありませんねとなれば、会社に押印申請をしていく流れになります。ここまできて押印で揉めてしまう方も中にはいらっしゃいますので、ここはもう祈るしかありませんが…。

でんますちゃん
でんますちゃん

一番のハードル、提出前からドキドキですね><

これで押印と割印をして提出したら通りましたので、参考にしてみてくださいね!

電気主任技術者免状の写しについて

こちらはコピーしたものを提出時に添えるだけでOKです!

機械器具保有状況届出書の書き方

こちらは記載例がありませんが、特段難しくないので説明していきます。

でんます機械器具の保有状況届出書

持っているものだけ数を書いて提出します。

発電所等管理する場合必要となる、騒音計や振動計、回転計などは購入しなくても問題ないです。

もし最初に管理する物件が発電所とかになるなら別ですが、基本そんなことないと思うので大丈夫です。

問題はリレー試験器ですが、これは写真と住所を付けて年次点検の際はここに保管されている試験器を借りて点検します、みたいな内容の書面を出せばOKです。

こちらは作成例が残ってないのでご紹介できません。すみません!

他に職業を有していないことの説明書の書き方

前回の記事電気管理技術者の仕事は楽なのかきついのかにて少々説明しましたが、この書類を提出するには会社員を辞めておく必要があります。

それ以外の注意点としては特にないので、住所氏名を書いてハンコを押せば終了です。

電気管理技術者の業務に関する説明書書き方

こちらも上記説明書と同じ感じで、住所氏名を書いてハンコを押せば終了です。

実務について短縮するときに提出が必要と書いてありますが、よくわからなかったのでとりあえず書いて出しました(笑)

保安業務管理講習修了証の写しについて

これは皆さん知っている人も多いかもしれませんが、2021年4月から電気管理技術者になるために必要な実務経験年数を緩和することができる講習が開始されています。

経済産業省HP 保安業務管理講習について

こちらの講習を受講し、修了証を受け取った場合はその写しを提出する必要があります。

もしお持ちの場合は写しの用意をするようにしてくださいね!

保安業務従事者カードの書き方

ある意味一番わけがわからなかったやつですが、説明します。

これは、保安監督部へ提出する履歴書のようなものと勝手に認識しています。

ですので、履歴書と同じような感じで記載が必要ですが、保安業務の経験欄については実務経歴証明書の内容と同じものになります。

こちらも口で説明するのが難しいので、記載例を添付させていただきます!

でんます保安業務従事者カード

証明写真も必要となってくるので多少めんどくさいですが、最初だけ提出ですので頑張りましょう!

申請書類がまとまったら

上記全ての書類がそろいましたら、郵送にて提出します。

以前は直接お伺いする手順だったらしいですが、コロナ禍の影響により窓口営業は受け付けてない状況です。

郵送して、申請許可が下りたメールが返信されると思いますので、それまで気長に待ちましょう!

申請毎に必要な書類について

次は最初の一件目を登録するために必要な手続きの紹介になります。

現在、この手続きは保安ネットと呼ばれるネットでの手続きに変更されています。

利用のためには先にGビズIDプライムの発行が必要となってきますので、登録を済ませておくといいですね。

保安ネットポータルHP

GビズIDHP

但し、個人事業主にならないと登録できないので、会社員のままだと発行ができません。

ということで、最初の1件目の手続きは技術者協会経由もしくは保安法人経由が確実かと思います。

僕は保安法人さんに協力してもらって、無事管理番号(通称F番号)を取得することができました。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

保安ネットの登録手続きについて

無事管理番号を取得し、電気管理技術者として仕事を開始できますと今後増えていく物件の申請手続きは自分でやることになります。

保安法人さんから物件をいただいている場合はこの限りではありませんが、やり方について知っておいた方が後々いいかと思いますので今回書かせていただきます。

保安ネットの画面については下記のような感じです。

左側のメニューから新規手続をクリックし、申請手続きを進めていきます。

プルダウンにていろいろ出てきますが、『電気事業法』をクリックします。

そうするとこういった画面が出てくるので、『保安管理業務外部委託承認と事業用電気工作物の保安規程の届出/変更の届出』をクリックします。

そうするとこちらの画面になるので、必要な情報を入力していきます。

届出者は電気管理技術者の屋号名、代表者名、住所や連絡先などを記入します。

設置者情報は法人番号などが必要となりますが、大体ネット検索で見つけることができますのでその情報を入力します。

入力が終わりましたら上のタブの『詳細情報』をクリックします。

すると、事業場情報等記入する画面になるので、こちらを入力していきます。

新設物件であれば初めて申請する事業場を選択します。引継ぎの物件の場合は過去に申請したことのある事業場を選択します。

この画面は下の方へ続いていますが、これらの他に事業場換算値(点数)の入力や契約書の情報、現場までの到達時間など入力する必要があります。

右側の情報についてはカーソルを合わせると説明が出てきますので、必要に応じて調べて入力してけば大丈夫です。

小さい事業場であれば、大体需要設備情報のみ入力することになると思います。

有を選択するとこのような画面が出てくるので、詳細を確認して入力していきます。

全て入力ができたら、『添付書類』のタブをクリックします。

ここでは、設置者と交わした押印済み契約書のPDFデータや、点数一覧表などを添付していきます。

設置者との関係がわかる書類については、この保安ネットでの登録を代理で登録することを同意した意味で、同意書の提出が求められます。

ですので、設置者本人が申請手続きをする場合には必要ない書類になります。

同意書のサンプルは下記リンク先にありますのでご活用ください!

関東東北産業保安監督部 電子届出・申請

全て入力し提出すると保安規程の届出についても提出を求められます。

主任技術者の変更であれば、電気主任技術者関連情報の変更となりますので、必要な情報を入力し申請します。

入力に関してはほぼ外部委託承認申請の内容と被るので、割愛させていただきます。

最後に修正した保安規程等添付して終了となります!お疲れ様でした!

でんますちゃん
でんますちゃん

結構、申請手続きって大変そうですね><

まとめ:電気管理技術者として独立するための手続きについて

ということで、電気管理技術者として独立するための手続きについてまとめさせていただきました。

役所の公式HPでも要所要所で説明はされているのですが、イマイチわかりづらかったところも多かったので、実際手続きをした記憶がある内にお伝えできてよかったです。

もし独立される方で手続きに困ったとき、ご活用いただければ幸いです!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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