どうもこんにちは、でんますです!
今回は電気管理技術者として独立するときに、どこの協会に所属するべきか?または保安協会に所属するか?といったお話をさせていただきます。
電気管理技術者として独立すると、個人事業主になりますが完全個人で仕事をするような人は少なく、基本的にどこかの技術者協会等に所属することとなります。
この技術者協会ですが、一般的に下記リンクのリストへ記載されている協会に所属することが多いようです。
また、保安法人等から仕事をいただくような形で仕事をする場合は、その保安法人が作った技術者協会に加入したりもします。
関東県内のみの区分けかもしれませんが、通称F番号というものを取得するとこういった協会へ所属し仕事ができるようになります。
保安協会や法人に社員として仕事をする場合はまた変わっていて、F番号ではなくJ番号というものがもらえるようです。
このJ番号とはその保安協会や法人でしか使えない番号なので、個人事業主として電気管理技術者になりたいのであればF番号の方を取得することになります。
僕は最初この辺の仕組みというのが全くわかりませんでしたので、今回ご紹介できればなと思います。
この管理番号って、よくわかりませんね><
電気管理技術者が加入する団体について
電気管理技術者として、保安監督部へ申請手続きをすると管理者番号というものがもらえます。
名前の横にあるFなんちゃらが番号になります。
ちなみに保安ネットにて物件の手続きをする場合には、保安ネット申請用の番号の方を使います。
なお、電気管理技術者として独立するための手続きについてに保安ネットの使い方等書かせていただいておりますので、もし気になる方はそちらをご確認ください。
で、独立してすぐ自分で物件数を満点までもっていくというのがどうにも厳しいので、基本的に技術者協会に所属し物件を分けていただいたりしていくことになります。
中には、完全に個人だけで営業して物件を取ってきてしまう猛者もいますが、一般的ではないので除外してます。
冒頭でお話した全国各都道府県にある技術者協会が、まあ大体加入するであろう協会になるかと思いますが東京近辺ですと他にもいくつか協会があります。
とりあえず、有名な下記協会があります。
また、僕が所属している電気管理技術者協同機構というところは、秋葉原に事務局があり入会金も東京電気管理技術者協会に比べ少ないので、初期投資額を抑えることができます。
あとは、日本電気管理技術者協会というところがありますが、こちらは問い合わせしたんですが物件をいつ紹介できるかわからないということだったので、加入を辞退しました。
そんな感じで、関東に限ってもこれぐらいしか協会がないのであまり選択肢はありませんね。
おそらく地方によると思いますが、ほぼ選択肢が一つしかないかと思いますので、悩まなくてよさそうです。
技術者協会会員と保安法人との外部委託契約について
技術者協会に所属してすぐは、物件がバンバン増えるということもなく基本的には引退など引継ぎを待つ形になるのかなと思います。
そのため、通常安定するまで3年間かかると言われている電気管理技術者ですが、ひとまず保安法人から物件を紹介していただいて点検業務をする、という働き方もあることをまずご紹介したいです。
これは自分で物件を取らなくても、保安法人の抱えている余った物件や新しく取った物件などを保安法人の社員の代わりに受託して報酬をいただくというものです。
独立初期の安定しない頃は、この保安法人から物件をいただきつつ自分の物件を増やしていくのが最適解なのかなと個人的に考えてます。
この報酬金額については、保安法人がお客様からいただいてる実際の金額がわかりませんのでなんとも言えませんが、おそらく予想としては元値の5割~6割なのかなと思ってます。
保安法人の中には、それより酷い率で報酬を渡すいわゆる悪徳中抜き企業も存在するので、そういったところに所属しないよう注意しましょう。
とはいえ、僕も管理料の相場がわからず判断のしようがなかったので困るかと思いますのでご紹介すると、点数単価25000円基準で考えるといいです。
点数単価のお話はこちらの記事電気管理技術者の点数と年収についてで書かせていただいてますので、気になる方はご確認ください。
それで350KVA以上550KVA未満が点数1点なので、ここのラインを25000円くらいとおいて5割とか6割かけて考えると大体適正相場が出るのかな?と。
ここで僕が受けている金額とかを言ってしまうと問題なので言えませんが、まあ大体そんな感じです。
おそらく計算すると明らかに激安だな、という保安法人がいるのでそういうところは受託しないようにしたいので、まずは複数の保安法人のところへ話を聞きに行って、1点の現場の報酬金額を確認するといいですね!
それでその中で一番いいところへ加入しておくと、個人で物件を増やしきるまでは安定するんじゃないかなと思います。
また、物件を一度いただくとなかなか手放せてくれない保安法人もあるようなので、気を付けましょう。
独立後の選択肢が思ったより多いんですね!いろいろできそうです!
コロナの影響について
技術者協会というのは、顔合わせや定期的な会合のようなもので挨拶したりして物件を紹介してもらって増やしていく、といったことが多かったようですが現在は中止となっており、こういった繋がりを作るのが難しくなっています。
ですので独立を検討する場合、思ったより物件が増えていかない…ということもあると思います。
実際、僕もまだ個人で受け持っているのは1件しかないので、なんとか顔を売って増やしていきたいところではあります。
とはいえ、縁故のみで物件を取ることを覚えてしまうとあまりよくないなということもあり、自分で集客して物件を獲得していければなと思いつついろいろな対策を講じています。
ここがサラリーマンと違うところなのかもしれませんが、自分の力だけでどうやって物件を増やしていくのか考え行動することも大事ですね!
現在僕はHPを作って集客し、1日10件問い合わせがきてそのうち1件でも契約できるようになればと思い、そのシステムを構築している最中です。
難しいですが、これがうまくいけば法人化も視野に入るので是非とも結果を出したいところです。
今の時代、飛び込み営業をしなくてもネットで文章とか書いていれば24時間365日集客ができてしまうというのはなかなか凄いことですよね。
うまく活用して、稼いでいきたいものですね!
まとめ:電気管理技術者が加入する団体について
ということで、電気管理技術者が加入する団体についてお話していきました。
まとめますと、次の3点かと思います。
②保安法人と契約し物件を受託
③技術者協会へ加入後、保安法人とも契約し物件を受託
③完全個人で頑張る
保安法人経由で物件を持っている人の中には、技術者協会に加入せず保安法人のみという方も中にはいらっしゃいます。
保安法人と契約すると、営業や契約手続きなど全くしなくていいので物凄く楽です。
楽ですが、個人でやる醍醐味みたいな試行錯誤してお客様を獲得するといったような感動が薄まるのかなと考えてます。
これはもう人それぞれでしょうけど、僕はいろいろ経験してレベルアップしたいと思ってますので、できることは全てまずはやってみて、その中で一番いいやり方を見つけつつ仕事をしていきたいですね!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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