保安法人との契約、物件譲渡のお話

仕事

こんにちは、でんますです!

以前から、独立したとき保安法人さんにお仕事を貰いながら自己物件を増やしていく方法が生活が安定していいよ~という話をしてましたが、今回その辺の内容をしてみたいと思います。

というのも、先日とある保安法人さんにインタビューを受けまして、そのお返しといいますか専用記事でも作ろうかということで書いています。

技術者は、選ぶことができる立場。 僕を僕として評価してくれるこの仕事に、デメリットは正直感じません | JHK(日本電気設備保安協会)
電気主任技術者の仕事の魅力を教えてください。 正直、この仕事って向き不向きはあると思うんですよ。 一般的な会社

その保安法人とは、株式会社エスコ様が管理運営しているJHK(日本電気設備保安協会)という保安法人となります。

ちなみに保安法人とは、ある一定の要件を満たすとどの法人でも関東電気保安協会のような業務ができるようにするための手続きがあり、それをした会社の総称です。

電気保安管理、いわゆる外部委託契約を許されているのは現在個人の技術者と保安法人のみとなっており、独立する前は全然よくわからなかったのでわからん!という方も多い気がします。

ということで、その辺を説明していきたいと思いますのでよろしくお願いします!

保安法人との契約、物件譲渡のお話

現在3社ほど契約いただいてる保安法人様がいますが、いずれも以下のような流れで物件が来ます。

①面談の申し込み
②履歴書、主任技術者免状、実務経歴証明書等の準備(必要ない場合もあります)
③面談
④合否連絡(面談のときに決まることもあります)
⑤独立前であれば1件目の準備、外部委託契約の初回申請(各書類はここで必要です)
⑥1件目受託、管理番号付与(いわゆるF番号です)
⑦物件が来るまで待つ(運がよければいきなり10件とか来ます)

上記の通りです。

すでに1件目を持っていて途中から入会した場合、面談のみで物件を待つだけというケースが多いです。

基本的に初回については慎重に審査される傾向にありますし、向いてないとか人間性に問題があるなど判断された場合は断られることもあるようです。

保安法人からの物件は、いずれも自分でお客様を探す必要がなく書類手続きも必要ないという点が大きい利点かと思います。営業ができなくても仲間がいなくても、物件をいただけるという安心感もあります。

とある保安法人では、その点を宣伝して技術者を集めているようですが、入ってみると思ったより物件が来ない…なんだかやることが多くて困った…物件安すぎワロタなどという保安法人も中にはいるので、気になるところを見つけたらそこの入会者から聞いてみるというのがいいと思います。

特に保安法人は関東県内に集中しており、本当に雨後の筍のようにありますが技術者を騙して私腹を肥やすような保安法人も少なからずあるので、そういったところにはいかないようにしたいところです。

さて、そんなところで株式会社エスコ様が運営するJHKという協会についてお話します。

電気主任技術者の求人ならJHK(日本電気設備保安協会)
日本電気設備保安協会(JHK)は、電気主任技術者の皆様が安心して業務に専念できる環境づくりを第一優先に心掛け、キュービクル(高圧受変電設備)の保安・点検などのサービスを提供しています。

エスコ様(JHK)は、端的に言えば何もしなくても待ってれば勝手に物件が増えていくようなイメージです。

独立初期は半年で満点になりましたし、あまりの増加スピードで泣きながら断ることもしばしばでした笑

他の保安法人でもまあまあ増えましたが、エスコ様のスピードは段違いでしたので独立初期で収入もなく不安であるならまず入会して間違いないのではないかと思います。

委託報酬額についても業界平均からしたら高い方で、当然自己物件よりかは安いですがある程度まとまった収入を得ることができます。

エスコ様は、技術者の売上を1000万に到達できるよう頑張っている会社さんなので、多くの技術者を奴隷のようにこき使う会社よりかは全然マシなのではないかなと。

最近入会した新人さんも、どうですか?と聞くと、なんか40件くらい回されました…技術が追い付いてないので不安です…とおっしゃっていました。

それは頑張るしかないすね!って言いましたが、まあそんな感じで物件が増えなくて困ったというときはエスコ様に駆け込むといいのではないでしょうか。

ただ気を付けてほしいのは、F番号申請でないとどこの保安法人にも入会ができないというところでしょうか。

この番号制度は他地域についてはよくわかりませんが、関東に限って言えば保安監督部が技術者を管理するために番号を定めており、F番号以外ですと物件の紹介は受けられないようになってます。

①J番号(保安法人等に所属する会社員の番号)
②東京番号(東京電気管理技術者協会に所属する番号)
③F番号(上記以外の番号)
上記の通りですので、もし独立するときに技術者協会に所属した場合は物件の紹介は受けられませんので注意してください。
だとすると、技術者協会に所属するメリットはないのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、こちらは組織的な協会なので仲間意識が強くハマれば物凄い勢いで物件が増えるらしいです。
逆に嫌われたり性格に難があったりすると、村八分にされ物件も紹介されずそのまま軌道に乗らず終わる…ようなこともあるらしいです。
なので僕個人としては、あんまり人間関係がうまいほうではないですし、しがらみが多いところはあまり好きではなかったのでF番号を選びましたが、コミュニケーションが得意で組織的なところで仲間と一緒にやっていきたいという方は技術者協会が合っているのではないかと思います。
その辺に関しては、独立するときによく考えて決めていただけると失敗も起こりにくいはずですので、参考にしていただければと思います!

保安法人との契約、物件譲渡のお話:まとめ

身も蓋もない話ですが、営業力がある技術者であれば正直F番号で蹂躙すればあっという間に安定します。

ですが、多くの方がそこまで営業ができるわけでもないし、まして仕事内容からして初めてで不安でしょうがないというときに保安法人からの紹介案件があるだけでも、だいぶ精神的に楽になるのではと思ってます。

僕も独立当初は本当に生きていけるか不安の中やってきて、思ったよりずいぶん助けられて、今こうして安定して月100万など売上がいくようになりましたから、絶対大丈夫とは言えないですけど入会して損はないのかな?という印象です。

それで時間を稼ぎ、だんだんと仲間を増やして物件も増やして顔を売り、誠実にやっていればある程度までは意外と簡単にいけるのでぜひ選択肢の一つとして検討していただけるとありがたいです。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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