電気管理技術者とリレー試験、独立前に修業するべき??

リレー試験

どうもこんにちは、でんますです!

今回は電気管理技術者としてやっていく上で必須な技能であるリレー試験は、独立する前にできるようにしておくべきかどうかについてお話していきます。

結論から言うと、よほど特殊なリレー試験でなければ大丈夫だと思ってます。

僕も15年くらい前はリレー試験をめちゃくちゃやってた経験がありましたので、そのおかげなのかな?と思ってましたがそんなこともなさそうです。

でんますちゃん
でんますちゃん

ブランクがあっても大丈夫そうなら、そこまで不安にならなくてもよさそうですね!

ということで、ぜひ参考してみてください。

 

電気管理技術者とリレー試験、独立前に修業するべき??

電気管理技術者として独立してやっていく上でどうしても気になってしまうリレー試験、あぁ自分全然やったことないけど大丈夫かな…と思ってしまう人も多いです。

僕もその一人で、ビル管業界から直接独立しちゃうか、保安協会とか入って修業してからにするかだいぶ悩みました。

でんますちゃん
でんますちゃん

確かに…できないと足手まといになりそうですよね><

それで、結局のところ周りのサポートさえ充実していれば、自ずとスキルが身に付きできるようになるだろうという半ば博打する感覚で独立してしまいました(笑)

結果的に2021年10月から独立して、年次点検20回くらいやってだいたいできるようになりました。

ですので、修業するとかは例えば会社員のまま休日夜間とかに応援に行ってリレー試験をやらせていただく、といった感じで習得していくのが一番コスパいいのかなと思ってます。

それでも、保安協会や保安法人に所属して5年くらい修行してから独立したい!という方もいらっしゃいますので、それは人それぞれの選択です。

僕としてはそういった結論になったということで、今回参考になればいいなと思います。

どういった試験をやることが多いのか

事業場の設備容量によりだいたい実施するリレー試験が変わってきますが、小さいところだとDGR試験が主で、少し大きくなるとOCR試験が追加される感じになります。

上記は750KVAの事業場についてる過電流継電器(三菱製)になります。

こちらは42KVAの事業場についてるSOG制御装置(戸上製)になります。

上記は高圧キャビネットにUGSが設置されてないので、キュービクルにDGRがついているタイプです。

後はたまに不足電圧とか出現しますが、僕はこれに関してはそんなにやってないです。

購入したリレー試験器の取説を見るとかなり丁寧にマニュアルが書いてあるので、読みながらやれば問題なくできると思ってます。

後はもっと大きい現場、例えば3000KVAクラスでキュービクルが分散したりすると、OCR試験器が5台とかDGRが3台とか増えていく感じになります。

特高の事業場とかになると外部委託じゃないのであれですが、マルチリレーと呼ばれる1台で複数の要素を持ったリレーが設置されるようになります。

電気管理技術者は、基本的にマルチリレーはそうそう触らないと思いますので、ここでいうOCRとDGRあたりができれば割となんとかなるのではないのでしょうか。

試験器はどういったものを使うのか

試験器は主に2社取り扱いメーカーがあり、電気管理技術者の皆さんは好みで選んでいるかと思います。

僕はOCR試験用としては、双興電機製作所のBCT-25Kを購入しました。

双興電機製作所HP 多機能型試験装置 BCT-25K

自動で倍率を変える機能が付いており、事前に整定しなくても300%とか700%とかがかけられるので重宝しています。

また、まだ実施したことがないですが耐圧試験も可能となっており、オールインワンな試験器となってますね!

こちらめちゃくちゃいいんですけど、販売価格が高い!!のと2台もあるので重量が重い!のがネックなんですよね…。

ぶっちゃけOCRだけなら、同社製品のBCT-50Kがいいんじゃないかと思ってます。

双興電機製作所HP 過電流・地絡継電器試験装置 BCT-50K

軽さで選ぶならオートじゃないやつだとOCR-50CKという試験器が15㎏なので、こっちを使っている人も多かったです。

双興電機製作所HP 過電流・地絡継電器試験装置 OCR-50CK

また、DGR試験器はムサシインテック製のGCR-miniを購入しました。

ムサシインテックHP GR・DGRリレーテスタ GCR-mini

こちら双興さんとめちゃくちゃ悩んだんですけど、ムサシインテックさんとのつながりも作っておきたかったというのもあり、こちらの試験器に決めました。

ただこの試験器に限らずですが、DGR試験器は現在在庫不足で納期未定だったり、3か月待ちとかになってます。

なくても応援とか呼んで貸してもらえればいいのですが、とはいえ自分の試験器がなかなか入ってこないのは大変でしたね。

なお、双興電機さん製ですと以下の試験器を使っている人が多かったです。

双興電機製作所HP 位相特性試験装置 DGR-1000K

双興電機製作所HP デジタル式小型位相特性試験装置 DGR-1000KD

双興電機製作所HP 自動位相特性試験装置  ADGR-1000HK

特に最後の自動試験ができる試験器は凄まじいスピードで試験が終わるので感動しましたが、これ使って慣れていったらダメになるな…と思って諦めました(笑)

それぐらい凄い試験器なので、余裕があったらサブ試験器として購入もいいかもしれませんね!

でんますちゃん
でんますちゃん

リレー試験器って、たくさんあって迷っちゃいますね!

という感じで、独立してから使用した試験器は以上になります。

これらが使用できれば大体なんとかなるかと思いますが、ムサシインテック製のIP-Rシリーズも中には使っている人がいるので、その辺も時間があったときに使わせていただくとさらに試験対応が安定すると思います。

結局、数こなせば習得できていくのではないかと考えているので、わざわざ転職してまで修行しなくてもできるようになるのではないでしょうか。

まとめ:電気管理技術者とリレー試験、独立前に修業するべき??

ということで、独立前に修業するべきかどうかについてでしたが、何度も言います通り結局のところ周りのサポート次第でどうとでもなる、というのが正直なところです。

ぶっちゃけリレー試験よりかは、他の知識が必要な部分について学習を深めておいた方がいいような気もします。

あまりいうと怒られてしまうかもしれませんが、リレー試験は慣れれば誰でもできてしまう技能だと思っているので、それ以外の専門的な知識や経験を積んでいった方がもし独立するときになっても助けになってくれるのではないかと思ってます。

ですので、もし関東県内でリレー試験を実践したい!という方がいれば連絡下さい!年次応援で呼ばせていただきます!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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