どうもこんにちは、でんますです!
今回は電気管理技術者の緊急対応についてお話していこうと思います。
元々ビルメンテナンス業界にいた方はなじみが深い緊急対応ですが、電気管理技術者でもそういった対応をすることがあります。
電気管理技術者の緊急対応は停電だけじゃない!どんな内容で呼ばれるかわからないですよね!
本日、たまたま緊急応動依頼がありその内容について共有できればと思います。よろしくお願いします!
電気管理技術者の緊急対応~漏電火災警報器編
技術者協会や保安法人に所属し仕事をする場合、24時間連絡が取れる専用のコールセンターなどから電話がくることがあります。
今回は日中で、保安法人物件だったため保安法人さんから直接現地確認の依頼がありました。
緊急時の連絡の方法については様々ですが、今回のようなケースの他にお客様から直接連絡がきたり、コールセンター経由できたりすることもあります。
とはいえ、しょっちゅう連絡が来るわけではないので、あまり気にしなくてもいいです。
大切なのは、連絡が来た場合どれだけ迅速に対応できるか?というのと、お客様に対して納得感がある報告ができるか?というところかと思います。
できる限り、スマートに対応できるようになりたいですね!
緊急時の対応こそ電気管理技術者の腕の見せ所ですね!
漏電火災警報器の故障発生!
すでにネタバレしてますが、漏電火災警報器というものが誤作動で発報と復旧を繰り返していました。
漏電火災警報器は、消防法によって規定された防災設備の一つであり、消防法によって設置が義務付けられる設備になります。
ですので、電気事業法外の装置になるため少し判断に迷うところがありますね。
設置や電源工事などは電気工事士免状を持つ電気工事士にて行うので、電気管理技術者はあまり出番がない設備であります。
しかしながら、今回のケースではキュービクル内に設置されていることから、微妙に関係があるというか普通にお客様から連絡がきてしまったので、線引きが難しいところですね。
ということで、とりあえず現着しお客様に案内してもらったところ、テンパール製の漏電火災警報器が漏れ電流が発報規定値外にも関わらず頻繁に発報をしていました。
こんな感じのものです。
この事業場は900KVAの設備容量なので、作動電流値の設定は800mAとだいぶ高く、もしこれで出てたら絶縁監視装置も作動するよね…ということで実際の漏れ電流を測定しました。
そうすると、27mAくらいだったのでたぶん装置の故障か…となりました。
上記は漏電火災警報器からきている線(黄色の制御線)とZCTです。TRのB種接地の漏れ電流から電圧へ変換して異常警報を発報する仕組みです。
その後設定つまみを回してみると、100,200,500mA全てで発報しましたのでなるほど基盤がやられてる系かと考え、最後にZCTにいっている線を外すことにしました。
それでも発報を確認してしまったので、ほぼほぼ故障だろうということでお客様に報告し、是正依頼をしてきました。
この機器は2007年と古く、他に後4台設置されていたのでこの際全部更新された方がよいですよとお伝えしてあります。
どうしても後はお客様判断になってしまうところではありますが、見積り依頼をいただいているのでやらないということはなさそうですね!
お客様みんなこんな感じで是正に前向きだったら電気事故も少なくなるのになあと、思った次第でした。
漏電火災警報器の取り扱いについて
冒頭でもお話していましたが、漏電火災警報器は電気事業法の括りではなく、消防法によって設置されるものです。
主にこの装置は、設備の漏電異常を発報もしくは移報することにより、漏電火災を防ぐ装置になります。
よく、電気管理技術者が取り付ける絶縁監視装置も漏電検知機能がありますが、厳密には火災を防ぐものとして設置されてるものではありませんので、役割が異なります。
そして、漏電火災警報器は消防法施行令第22条に規定される、ラスモルタルによる建築物で施行令別表第一に示す防火対象物のうち、広さもしくは契約電流が同条に指定される大きさ以上のものについては、設置する義務が生じます。
よって、適切に運用ができなくなった今回の事象については、未警戒という扱いになり要するに使い物にならない状態のため早急に交換が必要ということになります。
お客様は、電気事業法がどうとか消防法がどうとかそういうのはわかりませんから、電気管理技術者が説明する責任があるような気がします。
もっとも、今回の現場は保安法人案件だったので後は営業とお話してくださいで逃げてきましたが…個人で受託している場合にはちゃんと説明してあげないといけませんね。
そうすると、電気事業法だけでなく消防法もある程度把握しておかなきゃいけなくなって、勉強に終わりがないなあと思った緊急対応になりました。
漏電火災警報器を電気管理技術者が交換していいの?
なんとなく、購入して交換してもいいですよと言っちゃいそうな電気管理技術者もいそうですが、この装置は消防設備士が設置の判断をするものとなります。
この装置の電源に関しては、電気工事士免状を持った電気工事屋さんの仕事となり、電気管理技術者の立ち入る隙はないような感じです。
年次点検のときついでにやっときますよー!って言っちゃう人もいそうですが、ここはしっかり線引きして対応した方がいいかと思いますね!
漏電火災警報器の点検は誰がやるの?
消防設備士(乙7)あるいは消防設備点検資格者(第2種)が実施するものとなります。
よって、電気管理技術者が作動試験等行う必要は本来であれば必要ありませんが、仲間内では月次点検の都度試験ボタンを押して鳴動するか確認する方もいます。
ここら辺は考え方次第ですが、高いサービスを提供するのであればそこまで対応してもいいのかもしれませんね!
まとめ:電気管理技術者の緊急対応~漏電火災警報器編
ということで、今回は緊急対応の経験を書かせていただきました。
少しボリュームがない感じの記事でしたが、少しでも役立ってくれると嬉しいです!
判断のポイントは、実際の漏れ電流を確認することが重要だと思います。まあそんな難しい対応ではないので、落ち着いて対応すれば大丈夫ですね!
後は電気事業法以外の法律も把握しておくことでしょうか。あんまり頻繁に必要とはなりませんが、こういうのは急にくるので、そういったときにわからないことがあればグーグル先生にすぐ聞くのも手ですね!
ちなみに今回の対応で5000円ほどいただけるようです…おいしい…。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
コメント
でんますさん、こんにちは。
漏電火災警報器は、設置の要・不要や機器選定は、消防設備士が行いますが、
実際の機器設置・電源工事の両方を、電気工事士が行います。
漏電火災警報器を扱う消防設備士が乙なのは、工事を行わず、整備点検のみだからです。
接地線へ又は3相(単相)一括の「零相変流器」取り付けは、正に電気工事であります。
むこせさま
ご連絡ありがとうございます。でんますです!
確かに、消防設備士乙なので取付工事は電気工事士の領域ですね。
ご指摘ありがとうございます!文章の方修正致します。